青に会う

2017.10-11

鑑賞のルール

参加者は戯曲に書かれた日時と場所に居合わせることで、
演劇の上演=14日間《青》がM市に滞在する様子を鑑賞できます。
ただし、以下の演出を必ず守って鑑賞してください。

場所によっては、現地で個別の鑑賞ルールを指定した指示書を受け取る必要があります。
戯曲をよくお読みの上で、ご参加ください。

また当日に上演される戯曲は、ツイッター@aoniauでも毎日配信されます。
ご来場前にぜひご確認ください。

イントロダクション

《青》という架空の登場人物が、架空の街・M市に滞在する2017年10月23日から11月5日までの14日間を、ひとつの演劇として上演する。第一日目に開演し第十四日目に終演するまで、原則として上演は止まらない。

《青》は滞在中、M市の風景やそこに暮らす人々を訪ねる。
それは、見知らぬ人々の中に誰かの面影を探す巡礼である。

《青》と一緒に、写真家が逗留している。
彼はまた別の目的でM市に滞在しているが、《青》と行動をともにしている。

M市の人々は、まちに滞在する《青》を経験する。
それは時間と場所を決めて彼女と一緒に珈琲を飲むことかもしれないし、ある時間にラジオから流れる彼女のリクエスト曲に耳を澄ませることかも、ある朝の新聞の上に彼女の言葉を見つけることかもしれない。毎日決まった場所で彼女を見かけることかもしれないし、ある日、彼女からの手紙を受け取ることかもしれない。

《青》は肉体をもった存在だが、色でもあるし、音でもある。
彼女に会ったり耳を澄ませたり偶然見かけたりする人間が、それを《青》だと認識しなければ、現れない存在だ。偶像、アイドル。鑑賞者は、日記や写真、ラジオ、新聞といった複数のメディアの上に現れた彼女を通じて、M市を経験する。

最初の週末、彼女は行方不明になる。
最後の週末、戻ってきた彼女と約束をして会うことができる。

登場人物